10月に入ってホテルスクールの後期の授業がスタートしました。
7月末には前期授業が終わり、学校は2か月間の夏休み。
といっても、学生たちにとってこの2か月間が休みだったわけではありません。
実は、ホテルスクールで受け持っているクラスは、海外から日本のホテルサービスを学びに来ている学生で構成されています。
その学生のほとんどは、休みの間も自国に帰ることなく、色々なホテルにインターンシップでの研修活動をしていました。
「自分たちが日本のサービスを学び、それを身に付けて母国に持ち帰りたい」
そういった意気込みをいつも強く感じています。
そして、彼らの学ぶ姿勢の素晴らしさに、教えるこちらも相当な気合いが入っています。
後期授業の第一回目、
サービスとホスピタリティーに関するおさらいからでした。
日本でも「おもてなし(ホスピタリティー)」という言葉がとりざたされ、今ではよく耳にするようになりました。
こんなに聞きなれた言葉ですが、多くの人がこの「サービス」と「ホスピタリティー」というこの二つの言葉をしっかりと使い分けられていないというのが現実です。
しかし、サービスを学び実践する彼らがこの差を知らないわけにはいけません。
前期授業では、学生たちにその差をしっかり伝え、たくさん考えさせていましたが、
長い夏休みを経て、ちゃんと頭の中に残っているだろうかと少し心配していましたが、それも束の間。
授業の初めに2つの異なる最高級ブランドのホテルのプロモーションビデオを見てもらい、そこで質問。
その映像から受けてとれる、「最高級のサービス」と「最高級のホスピタリティー」の違いを感じてもらい、
それぞれのホテルが、いずれを提供しているのか。
しっかり彼らにはその違いも理解して、
映像がどこにフォーカスを当てているのかやその理由を含めて答えてくれました。
(すみません、その差は気になるところですが、これを書いてしまうと一時間分の授業の長さの文章になってしまいますので、今回は割愛させていただきます)
久々に学生たちと顔を合わせましたが、ホテルスクールに入学してまだ半年くらいの彼らがこんなに大きく成長しているんだと実感し、とても嬉しくなりました。
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