あけましておめでとうございます。
新しい年が明け、まだお正月気分が少し残っているこの時期。新しいカレンダーをめくりながら、今年一年の計画や目標を考える時間をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
時の流れの速さを改めて感じることがあります。年齢を重ねるごとに、1年があっという間に過ぎていくように感じるものです。19世紀のフランスの心理学者ジャネの説によれば、人が感じる時間の長さは年齢に反比例すると言われています。10歳の子どもにとって1年は人生の10分の1。しかし50歳ではその感覚が人生の50分の1に縮まる。もしこれが正しいとすれば、私たちは幼い頃に比べ、数倍の速さで時間を感じているのかもしれません。
そんな「速さ」に押し流されないために、私自身、毎年明確な目標を立てるようにしています。先日読んだデータによると、新年の目標を立てても、なんと90%の人が2月までに諦めてしまうのだとか。その数字を見たとき、改めて自分の目標を振り返り、未来に向けて考えるきっかけになりました。
目標を継続させるための問い
もちろん、私自身も簡単に目標を達成できる人間ではありません。忙しさにかまけて後回しにしたり、「今はタイミングじゃない」と自分に言い訳をしてしまうこともあります。しかし、そんなときこそ立ち止まり、問いかけるのです。
- この目標は、なぜ必要だったのか?
- 自分にとってどんな意味があるのか?
こうした問いを繰り返すことで、目標が単なる「やるべきこと」ではなく、自分の人生にとって大切な指針であることを再認識できます。
さらに、一定の期間ごとに以下をチェックするようにしています。
- 目標に向けてどこまで進んでいるか
- 設定した目標が自分の状況に合っているか
- 必要に応じた軌道修正
これらを繰り返す中で、達成したときの喜びや、思うように進まないときの悔しさを味わいながら、また一歩ずつ進んでいけるのだと思います。
過去は変えられないが、未来は変えられる
過去を変えることはできません。しかし、未来は今の私たちの選択と行動で変えることができます。その信念を胸に、今日も一歩一歩進んでいきます。
経営者や管理職として、多忙な日々の中で目標に向き合うことは決して容易ではありません。それでも、時間に押し流されるのではなく、自らの意志で未来を切り開いていく。そうした姿勢こそが、チームや組織、そして自身の成長を導く原動力になるのではないでしょうか。
今年が皆さまにとって、新たな挑戦と成功に満ちた一年になりますように。